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北インド古典舞踊kathak(カタック)は、約2500年の歴史を持っています。カタカと呼ばれる、ヒンドゥ教の語り部達が、神話や英雄物語を伝導して歩いた事が、その起源とされています。10世紀以降、kathak(カタック)は、イスラム教文化の影響を受け、華やかな宮廷舞踊へと変化していきました。 他のインド古典舞踊では、情緒的な物語を歌に合わせて踊るのが普通ですが、カタックのメインである、ヌリッタ形式の舞踊では、主にリズムのコンビネーション、リズムの面白さ自体を踊って行きます。そのため、情緒的な物語性はありません。ダンサーは、これから自分が踊るリズムを口で歌いその後、舞台中央で、今、歌ったリズムをタブラの伴奏で踊る。と言う事を繰り返しながら舞台を進めて行きます。 フラメンコ、タップの源流とも言われるこの舞踊は、複雑な変拍子によるフットワーク、旋律の視覚的表現としての所作、多用される旋回を特徴としています。またインド音楽と言えば、tablaやsitarですが、この北インド古典音楽と古典的な形で、セッションできるインド舞踊は、このカタックが有名です。